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2023年12月7日

自分に合った参考書や問題集の探し方

皆さん、自分に合う参考書ってどのように選んでいますか?
書店にいけば、沢山の種類が山積みになっていますね。人気があって仕入れが多いのか、人気がなくて山積みなのかがよく分かりません。
別に書店に行かずともインターネットで検索していると広告が紹介してくれるし、ご丁寧に「こんな書籍も見られています」と関連書籍まで表示してくれるので、余計に分からなくなったりします。
売れているから良いとか値段が高いから詳しいと思い込むのではなく、どんな内容が自分に合っているのかを良く確認してから購入しましょう!

その前に、皆さんは参考書と問題集の違いってお分かりですか?
参考書は、ひとりでも勉強できるように作られています。先生の解説なしでも理解できるように、教科書よりもより詳しく説明されています。
問題集は、単元の理解を目的とし、問題演習のために作られています。教科書や参考書などで単元を学んだら、その問題を解く訓練をするために使用します。
それぞれの役割を理解して、自分にはどちらが合っているか使い方を考えていきましょう。

1.購入の仕方

①参考書・問題集を選ぶ

【参考書】
試験対策のために購入するなら、自分の現在の学力と目指す学力に合った参考書を選びましょう。
特に採用試験や資格試験の場合は、自分が受験する種類に対応しているかを必ず確認しましょう。
SPI試験などは、大きく分けて3種類有ります。資格試験も受験レベルによって難易度が異なりますので、それぞれに合わせた対策が必要です。

【問題集】
使用する参考書と同じレベルの問題集を選びましょう。

②目次や内容を確認する

【参考書】
内容を見ずレビューや表紙、帯だけで購入を決めるのはお勧めできません。
店舗によっては見本がありますので、内容を確認してみましょう。
内容を見て実際に解けるのか、分からない問題は解説が自分にわかりやすい説明になっているのか確認できると、購入後に後悔することもなくなります。
但し、購入前の書籍には書き込みが出来ませんので注意しましょう。

【問題集】
どんな使い方をしたいのか、目的を考えて購入しましょう。
「苦手問題の克服」,「応用力」,「スピードを身につける」など、問題集の内容比較も大事です。

③本人が選ぶ

【参考書】,【問題集】
購入する前に、内容を確認する事が最も重要なポイントです。
ネット通販でも内容を確認出来るサイトがありますが、手に取って見られるほど内容の確認は出来ません。誰かに購入を依頼したり他人が使用した参考書や問題集を内容を確認せずそのまま譲り受けたりする等は控えましょう。

④複数の内容を比較する

【参考書】,【問題集】
可能であれば、同じ項目を比較しましょう。特に、解説付きの練習問題などの解説について比較してみましょう。

⑤自分のレベルにあった参考書や問題集を選定

【参考書】,【問題集】
難しすぎて内容が理解できなかったり、取り組んでも時間がかかり過ぎたりする問題では、やる気が薄れてしまいます。
簡単すぎて、到達しなければならないレベルに届かないのは、論外です。
少し難しいくらいで丁寧な解説を見たら解答できるなど、取り組み甲斐があるとよいと思います。

⑥他人の参考書について尋ねてみる

【参考書】
参考書を購入した先輩や友人が周りにいたら、尋ねてみましょう。使い勝手について意見を訊くことも参考になります。
但し、他人とレベルや理解度に違いがあると考えられるため、自分に合うとは限りません。

【問題集】
合格した人が使用した問題集を教えてもらうことも、効果的です。
尋ねた後は、参考書・問題集の実物を確認出来ると良いでしょう。

2.購入のポイント

①レビューやお勧めを信じすぎない

自分にとって内容が分かりやすいかは勿論ですが、文字やレイアウトについても見やすいかを確認しましょう。
人気の高さやレビューだけを信用し、内容も確認しないままの購入はお勧めしません。

②何冊も手をつけない

一度に同じ内容の参考書を複数購入し、あれこれ同時に手を出すのは禁物です。
やり終えられなければ、どれも中途半端になってしまいます。

先ずは1冊に決めて取り組み、自分のレベルに合っていない内容や解り難いと思ったら、取り替えるのも方法の1つです。わかり難いと感じる参考書に執着しても、レベルアップには繋がりません。

③見た目のデザインやレイアウトも重要

自分にとって見やすいかは案外重要です。絵が多いとかイラストがかわいいとかではなく、フォントや色づかい、文字の配列(行間や文時の間隔)など個人の感覚には個人差が有ります。読みづらいと感じる見た目は避けましょう。

④古本には注意を

1度きりだから安く済ませようと考え、古書店やネットのフリマサイトを利用される方もいるかもしれません。
購入自体は問題ありませんが、発刊時の版数を確認しましょう。受験年度に対応している版数でなければ、内容が合わない可能性も考えられます。
法律などは年々改正される場合があるので、余りに旧版だと対応していない場合があります。

3.まとめ

自分に合った参考書や問題集の選び方、なんとなく分かりましたか?
自分に合った参考書を探すには、先ず自分にとってわかりやすいと思えるタイプを理解することです。
万人に合っている参考書はありません。可能であれば実物を比較して自分にとってわかりやすく説明されているものや、優しすぎず難しすぎないレベルの問題が解ける1冊からスタートしてみましょう。
理解出来るようになってから、次のレベルの購入を考える時に、苦手な項目やレベルアップを図るなど、問題集に切り替えても良いと思います。
但し、これまでにお伝えしていますが、最初から何冊も購入し手つかずになってしまうと達成感がないどころか、時間も足りなくなってしまいます。
時間を計算して受験する日にちまでにどのように取り組むのか、計画して購入量を見積もりましょう。

問題集は直接書き込まなければ、何度でも繰り返し練習が出来ます。
正解率が上がったら、レベルを上げて取り組みましょう。
先ずは1冊、その1冊を選ぶために参考にしてみてくださいね。

(H🐕)

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